公開日: 2022.9.30 更新日: 2022.9.30
審査とは事前の信用調査です。車を借りるには、滞りなく費用を支払い、しっかりと返却してくれることが求められるため、その信用度を測るための審査手続きが必要になる場合があります。車を借りる際の審査はどのようにして行われ、どのような点がチェックされるのかを知っておきましょう。
- 車を借りるには審査が必要
初期費用の必要な中古車リース
毎月一定額で借りられる中古車サブスクリプション
審査なし! もっとも手軽に借りられるのはレンタカー - カーリースの審査はどのようにして行われる?
中古車リースの審査に通るためのコツ - 審査を通して中古車に乗るなら
<目 次>
車を借りるには審査が必要
金銭や高価なものを借りる際は、審査が必要になる場合があります。もちろん新車より安価な中古車を借りる際にも同様です。審査の詳細はサービスや各業者によって異なり、なかには審査がない場合や、料金形態や支払い費用、利用期間によって審査基準が変わる場合も。
よりお得に車を借りるには、審査を絡めたそれぞれのサービスの特徴を知っておくことが大切です。
初期費用の必要な中古車リース
数ヶ月の短期リースでは審査不要の場合があるものの、カーリースを利用する際はほぼ必ずといってよいほど審査が必要です。車両を貸し出す際にかかる車両準備や納車準備費用を初期費用として初月にまとめて支払う料金形態のカーリースの場合は、頭金を入れるかたちに近く、実質的に月々の支払い額を抑えられることになります。長期に渡ってリースをする場合には費用総額が抑えられるので、審査基準もそれだけ緩和される傾向にあります。
毎月一定額で借りられる中古車サブスクリプション
初期費用をリース期間に振り分けることで、月々一定額を支払う料金形態を採用する中古カーリースは、中古車サブスクリプションサービス(サブスク)とも呼ばれます。
サブスクは毎月の支払い額が把握がしやすい反面、初期費用が月々の料金に含まれているぶん1ヵ月あたりの支払い額は高くなりがちです。そのため長期利用では支払総額が増え、契約期間次第では初期費用の支払いがある中古カーリースよりも審査基準が高くなる場合があります。サブスクは長期利用よりも短期利用がお得なサービスといえますが、最低契約期間が設定されている場合が多いため、しっかりと確認が必要です。
審査なし! もっとも手軽に借りられるのはレンタカー
レンタカーは主に1日単位で借りるため審査はありません。また、一週間単位で借りる場合や、1ヵ月単位で借りる場合であってもレンタカーの場合は審査は求められません。
さらに、車庫証明取得手続きや自動車保険の加入も不要なので、もっとも手軽かつスピーディーに車を借りられるのはレンタカーといえるでしょう。ただし、リースに比べてレンタル費用が高くなるのが唯一の難点です。
カーリースの審査はどのようにして行われる?
車を借りる際の審査もカードローン審査と同じように、業者から信用調査会社に依頼されて行われるのが一般的です。審査で確認される項目は、雇用形態と年収、現在の債務状況と信用情報と呼ばれる過去の債務履歴などです。
そのため安定的な雇用形態で、勤続年数が長く、収入が高いほど審査に通りやすくなります。とはいえ、過去に多額の債務や公共料金の滞納などがあったりした場合は審査に通らない場合もあります。また、リース期間が満了し、再リースする場合にもその都度審査が必要です。
中古車リースの審査に通るためのコツ
信用調査会社による審査基準は非公開となっており、審査を通すための具体的な条件を知ることはできません。カードローンの場合は、返済額合計が年収の3割以内なら審査に通るとされているものの、カーリースの場合はこの基準が直接当てはまらないため、比較的審査に通りやすいとはされています。
それでも審査に落ちてしまう場合があります。審査に通らない場合は以下の方法を試してから再審査を受けてみましょう。
・借りる車のグレードやリース期間を引き下げるなどして支払総額を減らす
・滞納している未払い金があれば審査の前に支払っておく
・不要なクレジットカードは解約する
・頭金を入れる
・連帯保証人を立てる(※連帯保証人が必須のカーリースもあります)
審査を通して中古車に乗るなら
審査がないレンタカーは手軽に利用できるものの、長期間に渡って借りると莫大な費用がかかります。長期レンタルほど割引がきく場合があるものの、中古カーリースに比べればレンタカーの長期利用は非常に高額になりがち。そのため1ヵ月以上に渡って車を使いたいなら、特別な理由が無い限りは審査を受けてでもカーリースの利用をおすすめします。
中古車サブスクは毎月一定額で借りられるものの、ひと月あたりの費用が高いので数ヵ月間の利用ではかえって損。1〜2ヵ月の短期限定で利用するのがもっともお得ですが、おおよそ半年以上の最低契約期間が設けられているのが一般的です。
反対に、初期費用の支払いがある中古カーリースは契約翌月以降は費用が抑えられるので1ヵ月間だけ借りる目的には適さず、2〜3ヵ月以上借りることでメリットが生まれます。カーリースの審査基準は、原則として年間あたりの費用総額が大きく影響するので、車を使いたい期間によって借りる方法を選び分けるとよいでしょう。
借りやすく利用しやすいニチゴカーリース
ニチゴカーリースは、3カ月までのご利用なら初期費用を含めたお得なパック料金、4カ月目以降はサブスク感覚で1カ月ごとの自動更新なので、お好きなタイミングで解約可能、短期利用だけでなく長期利用もしやすくなっています。
また、信販会社を通さず、受付時にお聞きしたお客様情報の内容から自社で確認して判断しており、信販会社を通さないことで、納車までの期間が最短3営業日と借りるまでの流れも早くてスムーズな点も特徴。急いで車が必要な方や、審査に不安がある方もぜひ一度ご相談ください。
カーリースは費用の安さだけでなく借りやすさも重要です。手軽に楽しいカーライフを送りましょう。
執筆者プロフィール
伊藤友春
執筆事務所「あきてくと」代表。2016年より自動車専門ライターとして活動開始。自動車保険・法律・モータースポーツなど、自動車に関わる幅広い記事やコラムを執筆。
※本記事は2022年9月30日時点の情報で掲載しています。また記載内容については一般的な情報に基づいて作成しており、当社がその内容を保証するものではありません。