公開日: 2022.10.12 更新日: 2022.12.27
お金がないけど車が欲しいと思うことがあります。例えば、今まで乗っていた車が故障してしまった場合や、突然車が必要になった場合などさまざまあるでしょう。本記事では、車を安く購入する方法や、車にかかる費用、車を購入しなくても乗れる方法についてご紹介します。
- 「お金がないけど車がほしい!」そんな場合にどうすれば良いか?
- 車にはどのような費用がかかるか?
初期費用
維持費用 - お金がない場合の方法とは
- 車が欲しいけど購入は厳しいと思う場合はカーリースがおすすめ
- カーリースのおすすめ3選
- お金がないけど車が欲しい場合はカーリース
<目 次>
「お金がないけど車がほしい!」そんな場合にどうすれば良いか?
新車購入は難しいものの、車の購入に充てられる費用がある場合、工夫すれば安く車を購入できる場合があります。
中古車の購入
中古車は、車の状態や年式、走行距離、事故歴などによって価格帯に幅があります。車の年式が古く、走行距離が長い場合、車の劣化も進むため価値が下がってしまいます。とくに10年を超えると故障リスクやメーカーの保証期間も過ぎてしまい、価格も低くなるため、その分安く購入できる可能性があるでしょう。ただし、故障や不具合の可能性や、メンテナンス代が高くなることもあるため注意が必要です。
その他「事故歴」や、「車の骨格部分の修復歴」「走行距離が10万キロを超えている」「中古車市場において不人気な車種やカラーの場合」も車の価値が下がるため安く購入できる可能性があります。
軽自動車の購入
軽自動車は車両本体価格が普通車よりも安く、車検代や自動車保険料、税金なども同様に安くなるため購入費だけではなく購入後の維持費も抑えられます。軽自動車の走行性能も近年では向上しているため、人によっては普通車と差を感じないという人もいます。
キャンペーン時期などに購入
車は購入時期によって、車の値引きを行うキャンペーンを実施していることがあります。キャンペーン時期は、自動車販売店によってさまざまあるものの、一般的に3月の決算月や半期決算などに打ち出しています。キャンペーンを利用しつつ、値引き交渉して安く購入する人もいます。
車にはどのような費用がかかるか?
実際に車を購入すると、車両本体価格の他に購入後の維持費用がかかります。車にかかる費用は、大きく分けて「初期費用」と「維持費用」があり、具体的にどのような費用がかかるのかを確認しておきましょう。
初期費用
車を購入する際にかかる費用が「初期費用」です。ここでは、車両本体価格100万円の自家用軽自動車を新車で購入するとした場合にかかる初期費用を概算で表しています。おおよそ次のような費用がかかります。
車両本体費用 | 車両によって費用が異なる | 1,000,000円 |
消費税 | 10% | 100,000円 |
自動車税(軽自動車税) | 普通車は排気量に応じて税額が異なる。軽自動車(自家用乗用)は一律 | 10,800円 |
自動車重量税 | 普通車は車両の重量によって税額が異なる。軽自動車は一律 | 9,900円(エコカー減税なしの場合) |
環境性能割 | 車の燃費性能によってかかる費用 | 0〜3% |
自動車損害賠償責任保険 | 強制加入の自動車保険、次の車検までにかかる保険料を支払う | 28,910円 *沖縄・離島を除く |
リサイクル料 | 自動車解体時にかかる費用 購入時に支払いが必要 |
6千円〜1万円程度 |
登録代行費用 | 車の名義登録にかかる費用 | 数千円〜3万円程度 |
納車費用 | 購入した車を指定場所まで運ぶためにかかる費用 | 数千円〜3万円程度 |
車庫証明書発行代行費用 | 車の保管場所があることを証明するために行う手続きにかかる費用 | 数千円〜3万円程度 |
リサイクル料金は車両形式によって異なり、その他差額のある費用については、販売店により異なります。車の名義登録や車庫証明書の発行は手続きに手間がかかることから、販売店の代行手数料として上記費用感になりますが、ご自身で手続きをした場合は、各窓口で支払う印紙代や手数料のみに費用を抑えることは可能です。また中古車の場合、上記に加え、ナンバープレートの発行費用や、車両のクリーニング費用がかかる場合があります。
維持費用
車を購入した後、所有する場合にかかる費用が「維持費用」です。軽自動車の場合、次のような費用がかかります。
自動車税(軽自動車税) | 普通車は排気量に応じて税額が異なる。軽自動車(自家用乗用)は一律 | 10,800円 |
車検費用(法定費用) | 自動車重量税・自動車損害賠償責任保険・印紙代(2年ごと) | 29,650円〜29,950円 |
車検費用(車検基本料金) | 点検・検査料(2年ごと) | 3〜10万円程度 |
車検費用(整備費用) | 部品交換代(2年ごと) | 内容により異なる |
車検は自家用乗用車の場合、初回登録から3年間の効力があり、以降は2年ごとに受ける必要があります。車検の法定費用は自動車重量税などの法律で定められた必須費用、点検費用は点検を行う事業者によって費用が異なり、整備費用は点検時に不具合が見つかった場合にかかる部品交換代です。
その他ガソリン代や、駐車場代、修理費用、任意保険の保険料がかかります。任意保険は補償内容や、車両、年齢によって保険料が異なり、軽自動車の場合、平均して年額5万円程度はかかるでしょう。
新車や中古車問わず車を購入してからも維持費用として多くの金額がかかります。とくに中古車になると維持費用に加えて、メンテナンス費用や修理費が発生する可能性も高まるため注意が必要です。
お金がない場合の方法とは
お金がないもののどうしても車が欲しい場合、ローンを組む方法があります。
車専用の「マイカーローン」の利用
マイカーローンは、車の購入費用を金融機関から貸付けてもらうことをいいます。一般的に車を購入する場合、一括購入よりもマイカーローンを組んで購入することが多いです。
マイカーローンは次にご紹介する「カードローン」と比べると金利が安いため、審査が厳しく融資までの時間がかかってしまいます。なお金利は2〜4%前後が相場です。
また自動車販売店などからもマイカーローンを組めることがあります。自動車販売店のマイカーローンは金融機関と比べると審査が早いものの金利が高くなることが多く、3〜9%が相場となります。
審査では、年収や雇用形態、勤続年数、過去の債務状況などが審査され、源泉徴収票や確定申告書などの「収入を証明する書類」も必要です。仮に収入に見合った借入れが可能な場合でも、今後の支払いなども踏まえた上で無理のない範囲で検討するようにしましょう。
一般的に活用される「カードローン」の利用
カードローンは、銀行や消費者金融などの金融機関から貸付けてもらうことをいいます。マイカーローンと異なり、カードローンには利用目的による制限がないため、車の購入資金に充てられます。ただしカードローンは総量規制の対象となり、年収の3分の1までの貸出金額となるため、車の費用によっては満額借入れができない可能性もあるため注意が必要です。
なおマイカーローンよりもカードローンの方が金利が高く、3~14%が相場となります。
必要金額まで貯蓄する
将来の購入のために、貯蓄するという方法があります。無理にローンを組んで購入してしまうと、ローン費用や車の維持費用によって家計を圧迫してしまうこともあります。
もし緊急で必要というわけではない場合、車の購入資金を毎月貯蓄すると良いでしょう。
車が欲しいけど購入は厳しいと思う場合はカーリースがおすすめ
お金がないけど車が欲しい場合の方法をご紹介してきました。車が欲しいけど、安い車を購入するにしてもローンを組むのが難しく、ただそれでも車に乗りたいと考えている人もいるでしょう。その場合、カーリースを利用する方法があります。
定額費用で新車などに乗れる
カーリースのメリットは、リース期間中にリース料を支払うことで新車などに乗れることです。中古車や、契約時に数万円の車両準備金などを支払うタイプの契約の場合、さらにリース料が安くなります。またカーリースを利用するには、ローンを組む時と同じように審査がありますが、金融機関の審査と比べると比較的通りやすいという特徴があります。
収入が少ない場合や、車にかける費用を捻出できない場合などの人に利用できるため大きなメリットがあるでしょう。
税金などがかからない
カーリースは、車の購入時や購入後にもかかる自動車税や自動車重量税、自動車賠償責任保険がリース料金に含まれているため費用負担がありません。軽自動車の場合、税金などは安くなるものの普通車の場合、税金も高くなってしまいます。カーリースを利用することで、その分の費用がかからなくなるため、お得に利用が可能です。
メンテナンス費用はかからない場合もある
カーリースによっては、オイル交換、消費部品の交換などのメンテナンス費用も定額に含まれることがあります。カーリースを利用することで、メンテナンスも対応できることは便利ではあるものの、その分リース料も高くなります。車の活用頻度が多ければメンテナンス費用をつけるとお得感があります。しかし、車にそこまで乗らない人にとっては、費用が高く感じるでしょう。
カーリースのおすすめ3選
実際のカーリースを選ぶにあたって、3社を代表してご紹介します。
定額カルモくん
定額カルモくんは、業界の中では比較的安く利用できるカーリースです。メンテナンス費用は3つのプランから選択ができ、税金などの費用込みで月額約10,000円台から乗れるためお得感があるでしょう。契約期間は、1年から11年の間となり、月額費用を抑えるためには長期契約が必要となるため、長期間カーリースを利用する人にとってはお得といえます。
コスモMyカーリース
コスモMyカーリースは、契約期間を3、5、7年から指定された月間走行距離を選択して利用できるカーリースです。コスモ石油が提供しているため、ガソリン代の割引を受けられます。メンテナンスパックは3種類から選択でき、車検費用の含まれていないホワイトパックなら、頭金なしでも月額費用を抑えることが可能です。ただし車検費用が含まれていないプランを選択する場合は、車検時に大きな出費になることがあるため、日頃から貯蓄しておくようにしましょう。
ニチゴカーリース
ニチゴカーリースは、契約期間が1ヶ月から利用できるカーリースです。新車はなく中古車のみの取り扱いとなり、税金などの費用込みで最低月額15,000円から利用できます。選択できる車種は限られるものの、短い契約期間で利用できるため、突然車の利用が必要になった場合や、数年に渡ってリース料を支払い続ける計画が立てられない方におすすめです。
お金がないけど車が欲しい場合はカーリース
車を購入するにあたって、「中古車の購入」「軽自動車の購入」「キャンぺーン時期に購入」する方法についてご紹介しました。一般的に車を購入するよりも安く購入できる方法ではあるものの、実際に購入すると初期費用や維持費がかかります。車の購入に利用できるマイカーローンやカードローンもありますが、ローンを利用することで家計を圧迫してしまう場合注意が必要です。
もしお金がないけど車が欲しい場合、カーリースの利用をおすすめしました。カーリースは、会社によって最低契約期間が設けられていたり、月額リース料や車種があったりするなどさまざまです。数年の契約期間を設けられているカーリースの場合、契約期間の長さに応じて月額の支払いが安くなるため一見お得に感じがちですが、契約途中で解約した場合に、車両代金の残価や違約金の支払いが必要になるため、契約時に長期的な支払い計画を立てておく必要があるでしょう。
気軽にお得に乗れるニチゴカーリース
ニチゴカーリースは、税金や車検費用込みの最低月額16,500円からとなるため比較的安く利用ができます。また1ヶ月単位で契約ができることと、最短契約期間を過ぎれば、解約希望日の30日前までのお申し出で解約が可能となるため、急に生活スタイルが変わって車を手放さなければならない場合も、高額な違約金を支払う必要はありません。ニチゴカーリースは、生活状況によってなかなか資金計画が立てられないという方でも気軽にご利用いただけます。車の所有にお悩みがございましたら、ぜひ一度お問い合わせください。
生活環境によってどうしても車が必要になる場合もあるでしょう。現在は購入せずとも借りるという選択肢もありますので、ご自身の生活にあったサービスを選んで無理のないカーライフを送られることが大切です。
※本記事は2022年10月12日時点の情報で掲載しています。また記載内容については一般的な情報に基づいて作成しており、当社がその内容を保証するものではありません。