公開日: 2022.7.8 更新日: 2022.12.27
新車価格と維持費が安い車として筆頭に挙がるのは軽自動車とコンパクトカーです。どちらも小型で使い勝手が良く、コストパフォーマンスに優れた小型車ではあるものの、その用途や特性は明確に異なります。
また、マイカーとして購入する場合と月々の使用料金を支払って乗るカーリースの場合でも選び方がやや異なります。まずは軽自動車とコンパクトカーの特徴と維持費、使用感を比較してみましょう。
- 維持費の安さではNo.1! 軽自動車の特徴
軽自動車の維持費
軽自動車のメリット・デメリット - 安定した走りが魅力! コンパクトカーの特徴
コンパクトカーの維持費
コンパクトカーのメリット・デメリット - 短距離・短期間・気軽に乗るなら軽自動車がお得!
- お得にカーリースを利用するには
<目 次>
維持費の安さではNo.1! 軽自動車の特徴
排気量660cc以下のエンジンを搭載し、全長3.4m×全幅1.48m×高さ2.0m以下の小型車が軽自動車に該当します。乗車定員が4人までに制限されるものの、車体が小さく取り回しやすいため、狭い場所での扱いやすさは抜群です。買い物のような近距離移動に最適な車といえるでしょう。
代表的な軽自動車としては、ダイハツ タントやスズキ アルト、日産 モコなどが挙げられます。 新車価格は120〜140万円が中心です。
軽自動車の維持費
車にかかる維持費は、おもに税金・車検費用・保険料・燃料代です。これら車にかかる維持費を抑えるなら、軽自動車がもっとも最適な車といえるでしょう。軽自動車の購入後にかかる費用は、年に1度の軽自動車税(種別割)10,800円と、2年ごとに車検費用として6〜10万円ほどの費用がかかります。
自動車任意保険料は車種に応じて代わるため一概には算出できないものの、コンパクトカーよりも安くなる傾向にあります。燃料代は排気量が小さく車体が軽いため効率に優れ、軽自動車は総じて燃費性能にも優れる傾向にあります。
軽自動車のメリット・デメリット
もちろん軽自動車にも欠点があります。最大4人乗りであることに加え、低出力の小排気量エンジンで速度を出すためにはエンジン回転数を高く保つ必要があり、高速走行時は騒音の発生源となります。また軽自動車はエンジン余力がないため、乗員員数が多くなるほど、走行速度域が高くなるほど燃費も悪化しがちです。
軽自動車は、軽い車体に低出力のエンジンを搭載した必要最小限の構成が特徴であり、長距離を快適に移動できる車とはいえません。より快適な室内空間と移動性能が与えられた軽ハイトワゴンも登場していますが、軽自動車としての基本特性は同じです。
安定した走りが魅力! コンパクトカーの特徴
排気量が660cc以上1.5L以下のエンジンを搭載し、車体全長4.7m×全幅1.7m×全高2.0m以下の車がコンパクトカーです。ボディサイズは軽自動車より一回り大きく、5人乗車が可能である特徴に加え、軽自動車に比べてエンジン出力が高く走行安定性にも優れます。そのうえ比較的小型であるため、狭い場所での取り回しにも困らない高い実用性がもっとも大きな特徴といえるでしょう。
コンパクトカーの代表的な車はトヨタ ヴィッツや日産 ノート、ホンダ フィットなどが該当し、新車価格は150〜200万円ほどになります。
コンパクトカーの維持費
コンパクトカーの自動車税は排気量によって変わり、排気量1.0L以下の車は2万5,000円、1.5L以下では30,500円(2019年9月30日以前に登録された車は1.0Lが39,800円、1.5L以下が34,500円)です。車検費用は2年ごとに10万円ほどかかり、自動車任意保険料も大型車に比べれば安価ではあるものの軽自動車よりは高くなる傾向にあります。
コンパクトカーは軽自動車よりも排気量が大きく車体も大きいため、それだけ燃料を消費します。しかし、エンジン出力に余裕があるため、高速走行時や長距離走行時などの条件では軽自動車の燃費を上回ることも珍しくありません。
コンパクトカーのメリット・デメリット
コンパクトカーは軽自動車にくらべて維持費は高くなるものの、多人数が乗車して車が重くなった際や、高速走行が多い場合でも軽自動車より燃費性能に優れる傾向にあります。また、大型であるぶん各部の車体各部の耐久性も高く、修理費用なども含めた超長期的な観点では軽自動車よりもコンパクトカーの方が維持費が安くなる場合もあります。
多くのシーンで安定して走れ、より快適に移動できるのはコンパクトカーの方です。軽自動車よりも高い車両価格や維持費を加味しても、車として優れているコンパクトカーを選ぶメリットはあります。
短距離・短期間・気軽に乗るなら軽自動車がお得!
軽自動車とコンパクトカーの特徴や維持費を比較すると、短距離・短期間を少人数で乗る通勤のような使い方なら軽自動車の方がお得になります。反対に、コンパクトカーが適するのは、長期間に渡って車を維持し、比較的長距離を多人数で乗るレジャーのような使い方です。
とくに維持費に関しては、明らかに軽自動車の方が安く抑えられます。これはカーリースであっても変わりません。
カーリースでは、各種税金や車検代などの車にかかるさまざまな費用はリース代に含まれているのが一般的です。選択するリース会社や契約内容によって細かな支払項目に違いはあるものの、車をリースするうえでかかる維持費は、主に月々のリース代・燃料代・任意保険料の3つです。そのうちもっとも大きな割合を占めるリース代は車両価格が大きく反映されるため、コンパクトカーよりも軽自動車の方が圧倒的に安くなる特徴があります。
また、カーリースを利用するうえで考慮が必要になるのは月々の維持費のみとなるため、予算計画が立てやすくなる点もメリットです。そのうえ、購入手続きや売却手続きの手間がかからず、車を管理する負担も大きく減らせます。
維持費を抑えたいならカーリースがおすすめ!
これまでの説明のとおり、軽自動車は相応の不便はあるものの、総合的な維持費がもっとも安く抑えられる車です。そして、カーリースの利便性をもっとも活かせるのは軽自動車の方です。どうしてもコンパクトカーに乗らなければならないケースを除き、お得に車に乗りたいのであれば軽自動車リースをおすすめします。
そこで特におすすめなのが、ニチゴカーリースです。
一般的なカーリースは3〜5年の長期契約となり、軽自動車でも1年単位の契約が通例ですが、ニチゴカーリースでは、個人・法人とも1ヶ月単位で借りられるうえ、月額16,500円からの料金プランでお得に車を利用できます。
お得に車を利用したいという方は、カーリースという選択も視野に入れていただき、かしこくサービスを選んで、もっと身近にカーライフを楽しみましょう。
執筆者プロフィール
伊藤友春
2016年より自動車専門ライターとして活動開始。自動車保険・法律・モータースポーツなど、自動車に関わる幅広い記事やコラムを執筆。
※本記事は2022年6月28日時点の情報で掲載しています。また記載内容については一般的な情報に基づいて作成しており、当社がその内容を保証するものではありません。